きい2017年12月19日読了時間: 4分藤七温泉 彩雲荘(岩手県)p.87前項まで3項にわたって紹介した松川温泉から八幡平樹海ライン(松川温泉と八幡平頂上付近までをつなぐ道路)をさらに北へ。八幡平の南山腹に湯けむりを上げる藤七温泉は標高1400mの場所にあり東北では最高峰の山の宿として知られる。標高の高さ故、雪深いこの地は4月下旬~10月下旬まで...
きい2017年12月9日読了時間: 3分松川温泉 松楓荘(岩手県)p.86引き続き松川温泉の宿をお送りいたします。岩手山と八幡平に挟まれた山あいにある松川温泉。3つある湯宿はぽつりぽつりと、徒歩で5~10分ほど離れているのでいずれも静寂に包まれた一軒宿のように思える。その3つの中でも最も古い宿が松楓荘さん。平安中期(1062年)に発見され江戸中期...
きい2017年11月30日読了時間: 2分松川温泉 松川荘(岩手県)p.85前項に引き続き松川温泉の宿を紹介します。3つの湯宿がある松川温泉の中間に位置するのが松川荘さん。近くにある松川地熱発電所からの電気や蒸気を供給してもらい館内の暖房や周辺の融雪にも利用されている。 昭和35年開業の木造2階建ての5つの棟がそれぞれ渡り廊下で繋がっている。白塗り...
きい2017年11月19日読了時間: 2分松川温泉 峡雲荘(岩手県)p.84松川温泉は南東に南部富士とも呼ばれる岩手山、北西になだらかな高原台地の八幡平に挟まれた山あいに湯けむりを上げる。JR盛岡駅よりバスで1時間50分、標高800mの十和田八幡平国立公園内にありブナやナラの原生林に覆われた渓谷に沿って3軒の湯宿がポツリポツリと並ぶ。豊富な湧出量と...
きい2017年11月10日読了時間: 3分鉛温泉 藤三旅館(岩手県)p.83前項の大沢温泉からさらに県道をさかのぼった豊沢川の渓谷に湧く花巻南温泉峡のひとつ、鉛(なまり)温泉。湯の歴史は、今からおよそ600年の昔、白猿が桂の木の根元から湧き出す湯に手足の傷を癒しているのを発見し以来、「白猿(しろざる)の湯」(俗名:桂の湯)と呼ばれるようになったのが...
きい2017年10月30日読了時間: 2分大沢温泉 自炊部 湯治屋(岩手県)後編 p.82引き続き大沢温泉をお送りします。前項まで自炊部にある大沢の湯(露天風呂)と薬師の湯(内湯)を紹介しました。今回は別棟の菊水館と山水閣の浴場を紹介します。菊水館は大沢の湯から対岸に見える木造平屋建ての美しい茅葺の屋根の宿泊棟をもつ。...
きい2017年10月20日読了時間: 2分大沢温泉 自炊部 湯治屋(岩手県)前編 p.81岩手県南部の花巻市の西を流れる豊沢川の下流から上流にさかのぼった先に松倉、志戸平、渡、大沢、山の神、高倉、鉛、新鉛と8つもの温泉が点在する花巻南温泉峡。なかでも宮沢賢治や高村光太郎も愛したといわれる大沢温泉は近代的な旅館「山水閣」、茅葺き屋根の「菊水館」、それに昔ながらの「...