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霊泉寺温泉 湯巡り(長野県)p.179

執筆者の写真: きいきい

更新日:2022年7月25日

前項紹介した鹿教湯温泉をはじめ、大塩温泉、霊泉寺温泉は千曲川の支流でもある内村川の清流に沿って点在するこの三つの温泉を称して丸子温泉郷といいます。

なかでも信濃の守として赴任していた武将・平維茂が鬼女を退治したあと岩間から湧き出す湯で傷を癒し寺を建て、霊泉寺温泉と名付けたという温泉は、みやげ物屋や食事処もない古い湯治場風情を残す温泉地であります。







この日は最寄りのバス停「宮沢」から内村川に沿って15分ほど歩いて向かいました。途中、眼下に内村川の迫力ある甌穴を発見。







そして赤い欄干の霊泉寺橋を渡ると古刹・霊泉寺に到着。霊泉寺で手を合わせ、さらに脇道を進むと、4軒ほどの宿が並ぶ霊泉寺温泉に到着。







木造の湯宿が並ぶ素朴な温泉地であります。







先ずは小さな温泉地にある共同浴場で霊泉寺の湯を頂きました。







入り口に置かれた料金箱に200円を入れて中へ入ります。







淡いベージュとブルーのスッキリとしたタイルの色使いに清潔感を感じる湯殿であります。窓側から突き出た塩ビ管の湯口から注がれる湯量で浴槽内を絶妙な温度に仕上げています。







口に含むと少し苦みを感じる湯は、サラリと心地イイ。広めの浴槽でゆったり堪能しました。






この日、宿の日帰り入浴で利用させていただいた和泉屋旅館さん。







表向きは鉄骨造りの趣ですが、浴舎につながる渡り廊下からは立派な中庭が広がります。







木彫りの案内板に従って進みます。







紅い御影石と十和田石の浴槽に霊泉寺の湯が注がれます。湯口には飲泉用コップも置かれる自信の湯使いであります。







さらにシャワーのお湯も温泉という贅沢な湯使いに拘りを感じます。









内湯の奥から露天風呂にぬけられます。この日は目前の桜の木が満開という嬉しいロケーションでした。







ぬるめに調節された湯なので長湯向き。湯面に桜の花びらが浮かぶというオツな湯浴みができました。







湯に身を沈めるとオーバーフローした湯とともに大量の花びらが排水口へと吸い込まれてゆく様にも儚い風情を感じたのであります。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。(訪2022年4月)


インスタグラムも同時発信中。そちらも合わせて宜しくお願いします。

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