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  • 執筆者の写真きい

白骨温泉 笹屋(長野県)p.182

前項までの乗鞍高原温泉の北側、梓川の支流、湯川沿いの標高1500m付近に湧く山峡の湯が白骨温泉であります。温泉に含まれる炭酸カルシウムが湯船に白く付着するところから、もとは「白船」呼ばれていたが、中里介山の長編小説「大菩薩峠」の白骨の巻きが多くの読者を魅了したことにより、白骨と呼称を統一したといわれています。

白骨温泉で湯巡りしました。一湯目に選んだのは、温泉街の中心から高台の白樺林に囲まれた静寂の湯宿「笹屋」さんです。







「小梨の湯」というキャッチコピーは宿が持つ源泉名でもあります。そして「日本秘湯を守る会」会員の湯宿であります。







古民家を移築再生したという館内には、生花よりもドライフラワーがしっくりきます。








浴場へは傾斜の緩い渡り階段を上ります。(浴場側から見下ろしたアングル)








笹屋さんには男女別の内湯と貸し切り露天風呂があり、今回利用できたのが内湯「姫の湯」。






南国リゾートの青い海と白い砂浜を思わせるコントラストが眩しすぎます。「笹屋ブルー」とでも名付けたくなるほど美しい湯色であります。







二面に大きくとられた窓からは白樺林を見晴らすロケーション。湯に身を沈めると白樺林の地面と目の高さが同じという心地良さ。露天さながらの爽快な湯浴みです。硫化水素臭がしっかり香る湯は肌と同じ弱酸性で、しっとりと肌に馴染みます。






もとは木造りという湯船、微塵も感じられないビジュアルであります。







湯情たっぷりな湯屋の太い梁の木組み。「三日入れば、三年風邪をひかない」と古くから伝わる効能高き白骨の湯とじっくり向き合える湯殿であります。是非、次回は宿泊で。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。(訪2022年4月)


インスタグラムも同時発信中。そちらも合わせて宜しくお願いします。


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