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  • 執筆者の写真きい

乗鞍高原温泉 青葉荘(長野県)p.181

乗鞍岳の東山麓に広大でなだらかに傾斜する高原にホテルやペンション、ロッジ、民宿が点在する乗鞍高原温泉。前項の「せせらぎの湯」に引き続き、今回は乗鞍高原温泉の民宿を紹介します。

県道84号線沿いに建つロッジ風の佇まいの「青葉荘」さん。当日の宿泊要望にも関わらず、快く受け入れてくださいました。







決して新しい建物ではありませんが、お掃除が行き届いたホッとする館内。








チェックインを済ませ部屋で荷をほどき、先ずは宿の浴場へ。「渓流の湯」と「青葉の湯」の2つの浴場が男女入れ替え制で利用できます。








「渓流の湯」は脱衣場から浴場に入ると、シャワー付きのカランが並ぶ洗い場があり、その先の引き戸を開けて湯船が現れるという、洗い場と湯船が完全セパレートタイプ。恐らく硫化水素ガスから少しでもカランなどの金属の劣化を防ぐためだと思われます。







板張りの檜の香りゴキゲンな湯殿には2・3人サイズの湯船にミルキーな湯が張ります。身を沈めると湯底に溜まった湯の花が舞い上がり、よりミルキーさが増します。湯は酸性の硫黄泉、湯面に鼻を近づけると、つんと酸味をおびた香ばしい硫黄フレグランスを放ちます。







露天風呂は前方に石を段々に配した、まるで(乗鞍岳)を模した石庭であります。標高1300mの澄んだ空気のなかでの湯浴みは極上。







この日は庭に咲くカタクリを見ることができました。下を向いて恥じらうような花姿から「初恋」の花言葉を持っているそうですよ。







夕食は食堂でいただきます。先ずは恒例のチンカチンカの生のルービーでスタート。地元の食材を使った料理なんですが、イワナや鴨鍋、馬刺しなど、とても民宿とは思えない滋味に富んだ豪華なラインナップ。







しっかりとした肉感とほどよく脂をまとった鴨肉や鮮度のいい馬刺しに日本酒を追加。どれも美味しくいたただきました。







翌朝は男女が入れ替わって「青葉の湯」で目覚めの一浴。湯殿の円い窓からみる露天風呂が画になります。







同じく石庭の露天風呂であります。浴場の湯量は多くないものの、湯船の中に湯が冷めないようヒーターが設置されていたり、露天の湯船には入浴時以外は蓋をしたりと、湯に対する工夫やロケーション造りにとても好感が持てました。







露天の湯船から見上げた翌朝の風景。BGMには五十嵐浩晃の「ペガサスの朝」以外考えつかないほどの爽やかさであります。・・・しらんけど。







そして朝風呂からの朝食も大変美味しゅうございました。食後のコーヒーも無料という有りがたさ。初の乗鞍で「いい宿めっけ」と相成りました。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。(訪2022年4月)


インスタグラムも同時発信中。そちらも合わせて宜しくお願いします。

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