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執筆者の写真きい

浅間温泉 目之湯旅館(長野県)p.176

長野県のほぼ中央に位置する松本市より北東へ5kmほどの北アルプスを望むなだらかな斜面に大小のホテルや旅館が林立する浅間温泉。開湯は土地の豪族が発見したおよそ1000年前まで遡るという古湯であります。

その後、江戸時代に松本城の天守閣を築造した松本藩主 石川康長がこの地に御殿をつくり、松本藩ゆかりの温泉として栄えたとい歴史ある温泉地なのです。そんな温泉地の南に位置する目之湯旅館さんは江戸中期創業という趣ある佇まいの湯宿です。








200年以上前の建築という重厚感ある佇まいの宿の前庭は手入れも行届いています。









玄関にはレトロな温泉協会の看板、期待できる頼もしいやつ。









欅造りの玄関ロビー。飴色に輝く太い梁や柱、レトロな時計が厳かなムードを生みます。
















無駄のないシンプルな湯殿では、じっくりと湯を堪能できます。熱めの湯が気持ちいいクリアな湯は、自家源泉も含む混合泉。ツルツルとしたアルカリ性の単純泉は仄かに硫化水素臭を放ちます。








湯中では粉状の白い湯花の舞いが見れます。









ヒノキ造りの湯船にレトロな丸タイルという、素敵なコーデw。血行促進や神経痛などにも良いとされるヒノキチオールを多く含む古代ヒノキでつくられた湯船と、そこへ注がれる効能豊かな浅間温泉の湯が溶け合って相乗効果アップ。







露天風呂は障子戸がアクセントになった和のしつらえ。開放感はほぼほぼ無いものの、ほどよい外気を感じることができます。大きな酒樽に浸かっているかのような気持ちのいい湯浴みです。






館内では段差が緩やかなスロープ状の階段などの往時の匠の技を見ることができます。








歴史ある木造の宿ではカメラをどこに向けても画になりますね。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。(訪2022年4月)


インスタグラムもやっていますので、そちらも合わせて宜しくお願いします。

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