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善光寺参りからのぉ~、ぶらり渋温泉(長野県)p.117

執筆者の写真: きい
きい
2019年1月1日
読了時間: 4分

古くから宗派を問わず善男善女が参拝する信州の名刹「善光寺」。長野駅の北側2kmの丘陵上にあり、長野市のシンボルでもあります。飛鳥時代に建てられたという1400年の歴史をもつ古刹で、本堂の瑠璃壇にはご本尊である秘仏「一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞん あみだにょらい)」が安置されており、日本最古の仏像といわれています。昨年は本ホームページでも紹介した別所温泉の名刹「北向観音堂」と「善光寺」の両参りを果たせました。


北向観音堂は名前のとおり本堂が北に向いており、ご本尊の千手観音像は南面の善光寺の阿弥陀如来像に相対しています。北向観音は観音様による「現世の」ご利益を期待される厄除け観音、一方の善光寺は阿弥陀如来をご本尊とされ、死後、極楽浄土へと導かれ「来世の」ご利益を約束してくれているということで、現世と来世の両方のご利益を頂戴できると考えられてきたようです。


昨年秋のある日の早朝、長野駅から善光寺に向けて歩きました。歴史ある門前町の建築物を観ながら、30分ほどで善光寺に到着。まず最初に通過する仁王門。


きれっきれのパーフェクトボディの仁王像は、世界最高峰のボディビル大会「ミスター・オリンピア」に出場すれば優勝間違いナシ。踏ん張る足も逞しい。


次に通過する国の重要文化財の山門(三門)。バカでかい重厚なさまに圧倒されます。


山門(三門)を抜け、本堂が現れます。国宝指定の本堂はもこしを廻らせた二重屋根は総檜皮(ひわだ)葺きとしては日本一の規模を誇っています。本堂内陣ではご本尊を見ることはできないのですが、内々陣の右側を通って奥へ進むと「お戒壇(おかいだん)めぐり」の入口があります。お戒壇めぐりはご本尊が置かれた瑠璃壇の床下を歩くもので、数段、階段を下りて中腰の姿勢で、日常では体験できない漆黒の闇の回廊を進んで行くのです。これには本当に驚かされました。目を開けた状態で目を閉じた状態より暗いという体験ができるのです。そして回廊の中ほどにかかる「極楽の錠前」を手で探り当てて、秘仏のご本尊と結縁するという道場なのです。


参拝後、「お数珠頂戴」(おじゅずちょうだい)にも授かりました。お数珠頂戴は毎朝行われる「お朝事(おあさじ)」(僧侶による読経、朝のお勤め)の前後の本堂を往復する際、参道で参拝者に僧侶が持っている数珠で頭を撫でて功徳を授けていく儀式で、僕も石畳にひざまづき、手を合わせ、女性の僧侶(お上人様)にナデナデしてもらえました。ありがたや、ありがたや~。


善光寺参りですっかり身も心も浄化された僕が、次に向かったのは信州の古湯「渋温泉」。長野電鉄で北へ約25km。最寄り駅「湯田中駅」に到着。


湯田中駅からタクシーで5分ほどの場所にある渋温泉は志賀高原から流れ出る横場川の流れに沿って湯煙を上げる。石畳のつづく温泉街は江戸情緒の趣きを魅せてくれます。開湯1350年の歴史ある古湯は、江戸と善光寺を結ぶ脇街道で草津道の要路にある渋温泉は湯宿と共に重視されてきました。


石畳を歩き進むと渋の老舗名旅館「金具屋」の威厳に満ちた木造4階建ての立ち姿にうっとり。いつの日かお泊りしたいものです。


佇まいに惹かれて思わず入った中華屋さんの来々軒さん。


チャーハン頂きました。ホッとする安定感のある味です。悲しい事に僕の住む東京でもこの手の家族経営の中華屋が後継者問題でどんどん減ってきています。


渋温泉には外湯(共同浴場)が9つあり、宿泊者は鍵を貸し出され、無料で入ることができます。宿泊者以外の観光客が唯一、利用できる共同浴場「大湯」で湯浴みをしました。指定された最寄りの旅館で料金を払って、鍵を開けてもらえるシステムになっていて、お向いの宿「金具屋」さんでも払うことができました。写真は金具屋さんで迎えてくれたネコさん。


コンクリート造りの建物だが板張りの湯殿。2槽に分かれた7・8人サイズの湯船は奥の湯口側が「激熱」で手前側が「熱湯」といった感じで、とにかく両方熱いので少し水を埋めさせてもらって入りました。うっすら黄土色がかった湯は鉄臭があり、きりっと熱めだがサラリとした湯触りの湯は含食塩・石膏泉。


木樋を伝って注がれる湯口。木樋の中ほどにある木札を刺して湯量を調節することができる。アチチな湯は50℃は越えていると思われる。


鉄分のせいで湯船の縁や床は赤茶けた色に変色している。


脱衣場の湯殿の入口とは反対側には源泉の蒸気を利用した蒸し風呂も完備。温まりの湯で浴後はお肌がスベスベです。霊験あらたかな湯を頂きました。


浴後に立ち寄った温泉まんじゅうの店「小古井菓子店」。佇まいから美味しさが伝わる店です。店内でまんじゅうよりも気になった「うずまきパン」を購入。


なんともかわいいビジュアルのパン。上は甘めで中はバターのようなマーガリンのような風味で塩味がピリッと効いているので、食べ進めるとお酒にも合うと感じた。葡萄酒あたりにピッタリかも。大変美味しゅうございました。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。(訪2018年9月)

あとになりましたが、


皆さん、新年明けましておめでとうございます。皆さんにとって新しい年がより佳き年になるよう祈念いたします。本年も宜しくお願い致します。

 
 
 

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