前項に引き続き長野県栄村、秋山郷の温泉を紹介します。前項の和山温泉 仁成館さんをあとに下ってきた道を上り返すこと徒歩30分、「和山温泉入口」バス停からすぐの国道405沿いに栃川高原キャンプ場がある白樺とカラマツの林に囲まれたキャンプ場でこの日はここで幕営。
このキャンプ場を管理する栃川高原温泉 ヒュッテひだまりは山小屋風のカワイイ佇まい。こちらは温泉をひくペンションで苗場山の登山基地でもある。テント設営後、チンカチンカに冷えたルービーを購入がてら、湯に浸からせて頂きました。
標高1000ⅿの白樺林に囲まれた静かなテン場
ヒュッテひだまりさんのお風呂はひとつなので男女交代で利用するようです。白壁に乱形の石板で腰壁が施された小ぶり湯殿。タイル貼りの2・3人サイズ。広さは違えど前項で紹介した仁成館さんの内湯の内装とほぼ同じ。ご近所さんなので施工業者が一緒なのかも…。アルカリ性のクリアな湯はきりっと熱め。サラリとクセのない湯触りだが浴後はなかなか汗がひかない温まりの湯だ。
翌朝、テント設営のままデポし、軽身で秋山郷最奥の秘湯、切明温泉に向かった。前日の和山温泉方面に国道405を下り、途中の切明温泉の宿の看板などの案内がある道をさらに10分ほど進むと農道のような脇道に入る。
農道のような道を歩き進む
どんどん歩き進むと落葉樹の森となりゴキゲンなトレッキングとなる。この道は現在の国道405の旧道で群馬県の草津温泉に繋がる旧草津街道なのだ。江戸後期には信濃の鮭を草津温泉まで運ぶため多くの往来があったと云われています。
落葉樹の道を30分程歩いて再び国道に出て数分、栃川高原のキャンプ場からちょうど1時間で秋山郷最奥の秘湯、切明温泉 雄川閣に到着。次回、切明温泉をお送りします。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。