湯田川温泉 外湯巡り(山形県)㊿
- きい
- 2016年12月10日
- 読了時間: 2分
今から1300年も前のむかしのことじゃったぁ。傷を負った一羽の白鷺(シラサギ)が葦原に降り、そこに湧いていた湯で傷を癒していたのが湯の発見とされ昔は「白鷺の湯」と呼ばれていた古湯、湯田川温泉。湯田川温泉は温海温泉、湯野浜温泉と並ぶ「庄内三名湯」称され庄内藩の御用湯としても利用された古都鶴岡の奥座敷でもあるのじゃぁ。

JR鶴岡駅からバスで25分ほどの小さな丘に囲まれたこぢんまりとした温泉地には9つの宿と2つの共同浴場が軒を連ねる。共同浴場は「正面湯」と「田の湯」のふたつがあり、先ずは湯田川温泉のシンボル的存在でもあり支柱でもある正面湯に向かった。

温泉街とは思えないほど静かな湯田川の通り
黒光りする屋根瓦、寺社仏閣風造りの圧倒的存在感の共同浴場。正面湯は源泉の真上に建てられており湧出量、毎分1000ℓの源泉温度42℃の源泉をこの浴場だけでなく湯田川にあるすべての宿と田の湯にも配湯されるまさに支柱的存在。

タイル貼りの明るい湯殿には4・5人サイズの浴槽がひとつ。壁と床は暖色系タイルで浴槽はブルー系の縁は御影石。湯口からとうとうと注がれるクリアな湯はやさしい肌触り。熱すぎない適温の湯にゆっくりと湯浴みができる。地元のお年寄り、観光客で賑わう。建物の脇には源泉が出る蛇口があり地元の人たちの洗濯場として利用されている。

酒屋にあった「どぶろくあります」の粋な張り紙。思わず呑みたくなります
もう一つの共同浴場、田の湯は今回宿泊した甚内旅館さんの裏手にひっそりと佇む路地泉、ジモ泉感が強いグッドな外観。

狭い湯殿に2人サイズの5角形の小ぶりな浴槽がひとつ。正面湯と同色系のタイル貼りで湯口はライオンさんのお口から注がれるやつ。

こちらの湯は正面湯の湯より温めで長湯向き。訪問時、貸し切り状態だったのでゆっくり湯浴みができたが先客が2人もいれば諦めてしまうほど狭い。

昭和のブルジョワイメージが強いライオンさんの湯口。お顔には湯の析出物がこびり付く。
共同浴場は共に宿泊客は無料で利用でき、宿からセンサーキーを借りて中へ入る。外来の立ち寄り湯の場合は船見商店で入浴券を購入しドアを開けてもらうシステム。地元住民でガッチリ管理され、清掃が行届いた浴場で気持ちのいい湯浴みができました。利用の際は、もらい湯、感謝の気持ちを忘れずに。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。