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執筆者の写真きい

鹿沢温泉 紅葉館(群馬県)後編 p.146

引き続き長野と群馬の県境に湧く山間の秘湯、鹿沢温泉紅葉館をお送りします。前項での宿の湯に続き、今回は宿の食事などを紹介します。

紅葉館さんの夕食はフロント脇の食堂でいただきます。山間の宿なので、素朴な山菜、川魚中心の夕食と思いきや、和洋折衷織り交ぜた手の込んだお料理であります。









レトロなオーディオセットからグレンミラー楽団のゴキゲンなサウンドが流れる中、チンカチンカに冷えたルービーで乾杯。合鴨ロースの煮込みの先付けで。










最高級のニジマス、ギンヒカリのお造りは身が締まって肉感が強くお上品なお味であります。









もうひとつのマス「ハコスチ」は淡煮でいただきます。箱島系のニジマスとスチールヘッド系ニジマスのハイブリットを約めて「ハコスチ」と命名。味がたんぱくなので煮付けが最適だそうです。ちなみに箱型系の日産スカイラインは約めて「ハコスカ」ですよね。









「A列車で行こう」が流れ出した宴中盤、予約していたイワナの骨酒を楽しむ。










すりおろしたレンコンを一度蒸してから揚げる「れんこんまんじゅう」は、れんこんのうま味がギュッと詰まった美味しさ。さらに赤城牛はヒレカツで出されます(前出イラスト)。ミディアムレアに熱通しされたお肉とまあるい味のデミグラスソースが肉のうま味を引き立てます。









翌朝はチェリスト、ヨーヨーマとピアニスト、エマニュエル・アックスによるベートーベンソナタが流れる中での優雅な朝食であります。









湯豆腐やイワナの一夜干し(前出イラスト)、などの和朝食であります。中でも珍しかったのは、ふんど芋(写真)という地元でつくられている自然薯のようなもの。そんじょそこらのネバネバ食材とは比にならないツワモノ。ふわっふわっの食感はピアニッシモ、そして濃厚な味わいが口の中でクレッシエンドに伝わります。









いつものように温泉玉子は「温玉・オン・ザ・ライス」で。玉子の濃さはフォルティシモ、そしてアニマートな味わいをアダージョに感じるのであります。ちょっと何言ってるかわかりませんが・・・









食後には美味しいコーヒーもいただけます。クラッシックが流れる朝食は時の流れがアンダンテ。知らんけどぉ・・・

一品一品、手間隙感じる料理は身体にやさしいものばかりでした。そして何より、五代目主人が楽しんでる感が伝わるお料理で、大変美味しゅうございました。


追記になりますが、夕食前にフロントにて五代目主人から明日、秘湯ロマンが撮影に来るという情報を得ました。皆さんご存知でしょうか「秘湯ロマン」を。テレビ朝日系で日曜日深夜に放送されている美女が秘湯を巡るという男たちのハートを沸々悶々とさせる番組であります。


恐らく番組ファンは僕を含め、放送毎に変わるお気に入りのレギュラー美女を楽しみに観ていることでしょう。しかし撮影に来るのは翌日のチェックアウト後だったので、誰が来るかは後日の放送で知るしかありませんでした。

そして1ケ月後の秘湯ロマンで鹿沢温泉紅葉館を訪れたのは、梨木まいさん。なんと僕のイチ押しドリームガールだったのです。食事のシーンではなんと五代目がマイマイに料理の説明をしてるではないですか。羨ましいかぎりです。とほほっ、お会いしとうございました。遠目でもいいので、拝見しとうございました。では皆さん、健康で素敵な湯巡りを。(訪2020年3月)とほほっ

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